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あらすじ
★上巻★
気になる彼は年下の男の子
年齢も恋愛観も違うふたりが惹かれ合う不器用で遠回りで一途な恋―――
年下人気モデル×ファッション誌編集の真面目なクローゼットゲイ文芸編集部からファッション誌編集部に異動になった三原葉。
ある日、人気モデル・臼井朔美の撮影に立ち会うことに・・・・・・
「俺、あなたのこと知ってます」
撮影終わり、初対面でそう告げられ困惑する葉。
後日再会した朔美に、以前見た時、号泣していた理由を尋ねられる。
付き合っていた人に振られたことを伝えると、朔美が自身の低い貞操観念を語りながら突然唇を塞いできて―――!?★下巻★
引用元:コミックシーモア
無理やり抱こうとして拒絶されたパーティーの夜から葉に無視されている朔美。
彩のない空虚な日常を過ごしているが葉の様子が気になりマネージャーに探りを入れてもらうと倒れたことを教えられる。
いてもたってもいられず葉の自宅を訪ねるとそこにはいら立ちの原因になったモデル仲間の大園がいて―――?
何にも執着しなかったはずの17歳の彼が気づけば彼にだけ執着していた話
トーンtnkに白でぐしゃぐしゃが上巻
白輪郭有tnkに白でぐしゃぐしゃ(ほぼ白塗り)な下巻
※紙書籍分
登場人物
臼井朔美(モデル 17歳) | 三原葉(編集者 29歳) |
ネタバレ・感想・レビュー
最初の方の臼井朔美は貞操観念ぶっとんだクソ野郎ですね~。愛をしらない子。
そんな彼が純愛思考の三原と関わることで愛を知っていくそんなお話・・・です。
■上巻■
臼井朔美、モデル。
三原葉、出版社勤務。自社が担当する雑誌に臼井朔美が起用されたことをきっかけに三原は臼井を認識するが向こうはすでに三原を知っていた様子。
「俺、あなたのこと知ってます」
・・・な、なんで??
その後偶然居合わせたエレベーター内にて理由を聞いてみたところ3年前アルト前で号泣していたところを見られていたらしい。泣いていた理由を聞かれ素直に付き合っていた人に振られて、と答える三原。
そんなことで泣くなんてすごいねと言われ、初めて付き合った人で思い入れがあったと反論する三原。臼井は素直に関心しただけ、自分は抱いた女の顔もおぼろげだと言う。抱いたというワードに顔を赤くする三原に葉さんだって抱いたでしょ?と聞かれてキスまでしかしてない!と発してしまう。驚いた臼井は思わずそんなこと現実であります?と聞く。
「大切にしてるんです!臼井くんと違って!」
そういった三原に「はあ、そうですか」といった次の瞬間三原の唇を奪う臼井。戸惑う三原に
「いや、大切にしないほうがいいかなって」
と言い放つ。
・・・クソすぎんか?( ^ω^)w
思わず臼井の頬を引っ張たいてしまった三原。
帰り道、路上で女性とイチャついていた臼井と出くわしてしまう。
臼井自身も家が近くだったことに加え出くわす率が高すぎてストーカーを疑われる三原。ストーカーではない証明に家が本当にあるか確認させて欲しいと言われる。確認が完了し帰ろうとする臼井に殴ったことを謝ろうと思ってたことを告げ部屋に上がってもらうことにした三原。
臼井から「なんか変な日。偶然が多すぎませんか」と言われ俺には新宿でのことを見られていたことのほうが驚きだけどね。と伝える。そして当時付き合っていた相手が男性だったとバレてしまう。そして今もその人を忘れられず好きであることを言うと臼井は俺は忘れた人しかいない。付き合った人も一夜限りの人も男も女もだいたい忘れました。
「逆になんで葉さんのことを覚えているのか自分でも不思議です」
「謝罪に関しては悪いのは自分だと思うから謝られてもピンとこないけど葉さんが言いたそうだからじゃあって。それで言うならさっきの女の子を帰らせることになったことのほうが嫌だった。今日の夜の相手だったんですよ。葉さん代わりにどうですか?」
戸惑う三原に
「童貞ってそんな大切にしててもしょうがなくないですか?」
という臼井。対して三原は童貞を大切にしたいんじゃなくて相手との気持ちとかそういうものを大切にしたいという。
「じゃあ大切にする。俺が葉さんを今夜大切にする。そうしたらいい?」
いや、ちげーだろ(~_~;)
その後も気持ちがよくなるような言葉で攻めて流される三原・・・🥲
そして、そこで知る・・・相手が17歳であったと・・・。
そしてまたやりたいと言われ、できるわけないだろ未成年じゃないか!俺は今年で29だよ!?と伝えると臼井も思っていた年齢と違っていた様子。新卒くらいだと思っていたらしい。
とにかくもうだめ!大人としてここは譲れないから。という三原にタメ息混じりで「いいですよ。それならそれで他の誰かとしますから」といって帰ろうとする臼井に帰るのか聞くと「だってもう用ないじゃないですか」と言い放つ。戸惑う三原に「ああ、大切にするっていうあれですか?もう一押しで抱かせてくれそうだなって思ったら口がそう言っちゃってました。よくしちゃうんですよね相手をうまく乗せるといいS●Xできるからつい。葉さんも気持ちよかったでしょ?」
クソすぎーーー🤣
その後現場で臼井に会った際に図星を付かれ思わず傷付ける言葉を言ってしまう。
そしてまた生活圏内被りゆえにファミレスで仕事をしていたら偶然臼井もそこに訪れ三原の隣の席を案内され隣あってしまう。しかしそこでのやりとりをきっかけに少し打ち解けることとなる(不意をつかれ2回目の唇を奪われてしまうのだが・・・笑)
ファミレス以降臼井は三原宅に居座るようになる。
そこへアメリカに行っていた元彼が帰国のあいさつにやってきた!
この元彼も相当なやつでした🫠
この辺りから臼井は無意識に三原を守る行動をするのですがキュンです・・・////
しかし三原を連れて行ったパーティで昔臼井に元カノを寝取られたモデル大園と知り合う。
2人が話しているのをみて不機嫌になる臼井。帰って強引に抱いているさなか
「心とか気持ちとか面倒くさいと思いませんか?」
といって見ると泣いてる三原。驚いて思わずひるんでいた臼井に三原は、泣いているのは自分に腹が立っているだけ、君に心から好かれてるって勘違いした自分が恥ずかしい。
「もう君の言葉は信じない・・・もう君になんかドキドキしない」
うああああああああ;つД`)
もう完全にやっちまってますよー!!そして臼井本人も嫉妬からの行動って自覚してないから厄介!
■下巻■
冒頭、大園とお茶しているときに臼井から着信がきているシーンからスタート。
着信はシカトする三原。
そして大園から自分の目的は朔美(臼井)を傷つけることだと聞かされる。
だから今の状況は願ったりかなったりだ。三原さんは朔美に愛想をつかしたけど朔美はたぶんまだあなたに執着がある。電話も無視されてきっと傷ついているだろうな。と言われる。
いいんですか?朔美はまだあなたが好きですよ。と言われそれを否定する三原。
「彼に恋は生涯無理だと思います」
と言った後、臼井からの着信を見て過呼吸になり倒れてしまう。
倒れた三原を一晩世話した大園。
ストレスをかけたお詫びも兼ねているので気にしないでと言う。三原も自分と同じ被害者なのに、と。過去に臼井に大好きだった彼女を寝取られて恨んでいることを告げる。
すると代わりに謝りたいという三原に大園は驚く。
理由を尋ねると、彼は誰かに謝れる人ではないから。と。嫌いになったんじゃなかったのか聞くと
「嫌いですよ。なのになぜか彼をかばいたいと思ってしまう。」と、三原。
それ嫌いじゃないんだよーーーー🥲
大原が出ようと玄関を開けると臼井が。
「本気で好きになりそうだっていったらどうする?」と煽る大園。
思うところがある様子の臼井だが何も発せず。
体調を崩したのを臼井のせいだとは言わない三原。
「けど、ごめん。できたらもうあまり、君とは話したくない」
そう言われた臼井は今までの他人との関係を呟き始めた。長く誰かと一緒に過ごすのは珍しかった。三原との別れもいつか来るのかなと思っていた。それが今なんだと実感した。
あのパーティの日はただ一緒に楽しく過ごしたかっただけなんだと。そしてさよならを告げた。
その後、彼はとても痩せていて担当から撮影までにもう少し体形戻しておくようにと言われている現場に出くわした。自分と臼井との関係がどうなろうと日々は巡る。仕事が重なることはあれど自分たちの関係が交わることはない、と思う三原。
そして改めて大園へ看病してもらったお礼をした際に、あのとき臼井と何を話したのか聞かれたが彼を悪く言いそうだから言いたくないといううと大園は言えばいいじゃないですか!と放つ。このままだと三原さんが辛いだけだ、自分もそうだったからわかる。俺たちは似ている。と。
その帰り道公園で雨に濡れながらブランコに座っている臼井を見かけ思わず声をかけてしまう。
家に帰りたくないという臼井にうちで温まっていってと招く。
服を貸してくれた三原に臼井がちゃんと返しますねと言うと「いい、それは貰っていって」という三原。
この時の2人の視線の描写が何とも言えない🥲
ふと三原を見ると少し距離を取られていることに気づく臼井。そしてあの時のことを謝る臼井に思わず「君は誰かに謝れる人じゃないと思っていた」という三原。臼井も自分でもそう思っていたと。じゃあ何故と問われ「今の自分のまま大人になりたくなかったから」と伝える彼に驚いた表情の三原。そして何故あのようなことをしてしまったのかを話し始める。
葉さんと何かで繋がりたかった、だから一番慣れている体で押し通した、葉さんにできたら好かれたかった、そう思うのって俺が葉さんを好きだからなんですね。
それを聞いた三原も今までの自分の気持ちを伝えた。今まで子ども扱いしていたことも謝罪した。
この時点ではまだ付き合いません。一旦綺麗に別れます。
そして次の撮影ではお互いスッキリした気持ちで取り組みます。
三原が帰ろうとすると大園に声をかけられ途中まで一緒に帰ることに。
この時に三原めちゃくちゃ良いこと言うんですよ!自分と上手くいかなくても臼井の人生が上手くいくならそれでいいかな。って!!!!!!!!サトリ開いてるのか?!もう菩薩だよ🫠
そしてそんな2人が一緒にいるところを臼井が見かけてしまい思わず三原を抱き寄せ
「俺が悪かった、だから俺から葉さんを取らないで」
と泣きながら大園に訴えます。
あの、臼井が、です!あの人のものを寝取っていた臼井が、です。
真実の愛を見つけたのですね😂
大園にとったらお前ふざけるなって感じですよね
そんな2人を見て大園は飽きれ吹っ切れたように先ほど三原が言ったことと同じことを言う。
「俺と三原さんがうまくいかなくても三原さんの人生が上手くいくならそれでいいって」
そしてその後大園はフェードアウトし臼井と三原がお互いの気持ちを伝えます。
臼井の熱量多めです。
信じられるだろうか。これまだ下巻の半分前なんですよ。まだまだ続くよやったね☆
この後は例の3年前大泣きしてたときの臼井視点の話と付き合ってからの話。
この二人付き合ってもなかなかラブラブにならないw
臼井は最初とは打って変わって一途(20歳までエチお預けでも好きだから一緒にいる)に献身的なんですが三原が自他ともに認める常識を気にする人間がゆえに歳の差やらなんやら思うところが多くて一人でぐるぐる。だけどそのたび臼井がちゃんと話を聞いてくれて寄り添ってくれて・・・スパリダになったなあ(しんみり)
もう本当に臼井くんの努力が凄いです。
素晴らしいです。最初のクズさはどこえやら。
好きだからちゃんと親にも紹介するし。三原も最後は腹くくって臼井のことを1番に考えるってなったし、感無量ですな~!
上巻と下巻を読み比べると臼井の成長がすさまじいです。
最初あんなにクソだった彼がこんなにも一途になるとは誰が予想しただろうか?!
は~いいお話でした!読後感が素晴らしい。多幸感でいっぱい♥
エロさ | ★★★☆☆ |
ストーリー | ★★★★★ |
絵 | ★★★★☆ |
星0:話が頭に入ってこない 星1:設定に無理があり話が成り立っていない 星2:キャラが動いているというよりストーリーにキャラが動かされている、無理矢理感 星3:好き嫌いが分かれそう、可もなく不可もなく 星4:おもしろい、笑える、感動する、心が動かされる 星5:文句の付け所がない、なんか好き♥
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紙媒体で読みましたが電子書籍のオマケも気になるー><!!