【人外×人間BL】ハレとモノノケ　上下巻

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あらすじ

★上巻★
「ケガレている」不老不死のモノノケだという男・トキに突然そう告げられた高校生・八潮。八潮についたケガレを落とすという名目で、ふたりの奇妙な同居生活が始まった。揶揄うような言動ばかりのトキだが、時折見せる孤独に触れ、共に過ごすうち心惹かれていく八潮…しかし、トキに想い人がいることを知り――。

★下巻★
「恋心ってややこしいんだ」キスもして、それ以上のことも――だが、トキの気持ちがどこにあるのかわからずに不安になる八潮。そんな八潮に、トキは「自覚してもらわねぇと」と、まずは自分の気持ちのありどころを聞く。ようやく自分がトキに向ける気持ちの出どころを自覚した八潮だったが…。

引用元：コミックシーモア

ネタバレ・感想・レビュー

山に一人で暮らしている高校生、八潮のもとへ不老不死のモノノケ、トキがやってきて一緒にハレとケを過ごすお話。トキは昔、八潮の祖父母に世話になったという。
モノノケとは言いますが不老不死ということ以外は見た目も性質も普通の人間と同じです。
この不老不死という設定が上手いこと話に生かされています。

試し読みでもわかる通り八潮は独特な子供です。そんな八潮が徐々にトキに惹かれていきます。
その過程が丁寧に描かれています。八潮がトキに懐いていく姿がなんともかわいらしい・・・。
一人暮らしをしているけど親は健在です。仕事で家を空けています。
親は八潮の事が大好きです。だからこそ一緒にいるときに注がれる愛情と居ない時間の寂しさの落差がひどく、その結果八潮迷子属性が誕生したと思われます。
※八潮は山で一人だと迷子になります。しかしいつもはミツという山犬がやって来て案内をしてくれるので家に帰れます。このミツにも秘密があるのです・・・。

一方トキは過去に人間に恋をして辛い思いをした経験から八潮に対して葛藤していました。
そしてお互い静かに嫉妬している姿がなんとも美味しい・・・♥

下巻、色事に興味が無さそうな八潮が興味を持ち抱かれた姿はなんというか見てはいけないものを見ているようで、いいぞもっとやれ😍という気持ちになります(つд⊂)笑

トキと八潮との掛合も面白いので是非読んでみて下さい♥
「男同士ってどうすんの？」「あれ？さっきまでの恥じらいは？」「腹くくった」にトキが教えた後の全力拒否に対し「何でくくったの？にゅうめん？」は笑うｗ

最後トキは人間に戻れる可能性を残して終わります。幸せに生を2人で全うしてほしいです。

エロさ	★★★☆☆
ストーリー	★★★★☆
絵	★★★★☆

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